「バッタを倒しにアフリカへ」読了。
「バッタを倒しにアフリカへ」 前野 ウルド 浩太郎さんの本。
圧倒的面白さです。ページをめくる手が止まらない。
まず、表紙がおかしい。(誉め言葉)
ちなみに裏表紙にもそこそこおかしい写真が載ってるけど、写真撮るのめんどいのでそれは書店で見てください。そして購入すればいい。(適当か)
アフリカで大量発生して甚大な被害をもたらすサバクトビバッタの研究についてです。
いや、研究内容というよりは、その背景でどんな生活をしていたか、どんな葛藤があったかがつづられています。
笑えるところもあれば、涙が出そうになるところもあり、まったく本を置く気にならず一気に読み切りました。
丸山先生の「昆虫こわい」でも思ったことですが、広大な自然を相手にした、しかも多くの危険があるフィールドワークで、「好きなことを嫌いにならない」を実行できるのが素晴らしい。
生態学的な解説が詳しく載っているわけではないのですが、読み物として最高でした。
個人的には、中高生の頃にこの本に出会っていたかった。「昆虫こわい」も然り。
こういう情熱あふれる本って、読んだだけで無性に生き物に会いたくなる。
今日一日、外で生き物をみることなく、何もしなかった自分を恥じよう。